電源装置の部品交換時期について

近年、設備の多様化・高度化に伴い、蓄電池設備である電源装置のより安定な運転を要請されるお客様が増加しています。多数の部品により構成される電源装置において、長期的に信頼性維持していく為には、定期的な点検と共に時期に応じて部品の取替えを実施していく必要があります。ここで電源装置の部品交換時期について記述します。

1.交換年数の決定について

一般的な部品の故障の形態を図1に示します。
磨耗故障は劣化の過程や磨耗の結果として耐用寿命の終末付近で発生するもので、故障が期間の経過と共に急激に増加します。
ここに示す交換年数は図1のtb点を指すもので、この時点で特定の部品を新品と交換することにより、予防保全の適切化を計ろうとするものです。

2.運用について

前記趣旨により決定された本交換年数の運用に当たっては、次の事項を配慮のうえ最も適した方法を選定して下さい。

部品の推奨交換年数に示す交換年数は、この期間を経過した時点で新品との交換を行なえば磨耗故障の著しい増加を予防できることを示すものであって、故障の絶無を保証するものではありません。

②信頼性を高めるために複数台の電源装置で構成された(冗長システム)場合でも、故障に至る形態は同じなので、本表を適用する必要があります。

③適切な対策がたてられている場合は、必ずしも本年数による交換を行なう必要はありません。

④設備が下記の項目に適合する時は、交換年数の短縮を考慮する必要があります。

a.温度、湿度の高い場所あるいはその変化の激しい場所で使用する場合。
b.運転、停止を頻繁に繰り返す場合。
c.電源(電圧、周波数、波形歪など)や負荷の変動が大きい場合。
d.振動、衝撃の多い場所に設置された場合。
e.塵埃、塩分、亜硫酸ガスなど悪い雰囲気の中で使用する場合。
f.使用前の保管状況が悪い場合。

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